寒風沢島「さぶさわじま」浦戸-うらと-諸島
マリンゲート塩釜から市営汽船で約38分、浦戸諸島で一番大きな島「寒風沢島(さぶさわじま)」。
日本人で初めて世界一周を果たした、仙台藩石巻の船若宮丸乗組員・津太夫(つだゆう)の出身地でもあります。
島内には仙台藩の砲台が置かれた跡地、幕末の西洋式軍艦「開成丸(かいせいまる)」の記念碑、花魁の願いが込められた縛り地蔵など、江戸時代の史跡が点在しています。
また島の奥にある、昔懐かしい田園風景や、松島湾のビュースポットも必見です。
「寒風沢島」のおすすめのポイント
「お顔が真っ白!化粧地蔵」
古くから紅と白粉を塗って祈願すると、美しい子を授かると伝えられているお地蔵さま。作者、年代ともに不明。「松林寺」の入口付近にあります。
「古き良き日本の田園地帯」
寒風沢島の絶景スポット、田園地帯。水田、ヨシやガマの原が広がり、牡蠣の殻を敷いた一本の白い道が、沿岸まで伸びています。
河川のない寒風沢島では、天水のみで米作りを行っており、秋は刈り取った稲を天日干しする懐かしい稲作風景が見られます。
この田園で作られた米は地酒「寒風沢」に使われ、株式会社佐浦(塩竈市)が販売しています。
「寒風沢島の六地蔵」
集落のはずれの小道にある、六体のお地蔵さま。仏教の六道信仰からきたもので、迷い苦しむ亡者を救済し、浄土へ送り届けてくれると伝えられています。
※六道信仰…生前の行いにより、6つの世界(天・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄)のどの世界に生まれ変わるのかが決まる。
アクセス
JR仙石線「本塩釜駅」より徒歩約10分、「マリンゲート塩釜」から市営汽船に乗り約46分「寒風沢」下船
・野々島学校下の桟橋から、無料渡船に乗り約2分
・朴島の桟橋から、無料渡船に乗り約6分
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